2013年05月30日

6年生に読み聞かせ『今昔物語絵本 きえた権大納言』


5月30日 6年生の教室で

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『今昔物語絵本 きえた権大納言』
ほりかわりまこ作、偕成社(2010)

 小学校の6年生は、日本史の勉強をする。私が読み聞かせに行く学校は、修学旅行の行き先が奈良と大阪なので、5月上旬までにはなんとか大仏建立まで進み、その後5月中に平安時代の勉強までしているようだ。

 読み聞かせ全体のスタートが6年生だと日本史以前の神話を持って行ったりするのだが、今年の6年生の読み聞かせスタートは5月30日。そこで、勉強したばかりであろう平安時代にまとめられた、『今昔物語』の中のエピソードを絵本にした作品を選んだ。

 表紙には、狩衣姿の貴族が描かれているのだが、子どもたちには「着物だ」というイメージしかわかないようで、何時代のお話か当ててみて、とたずねてみても「平安時代」と答えてくれる子どもはごく少数だった。着物も時代によって形や着こなしが違うこと、イラストを並べてみるとわかるのかもしれない。

 主人公の権大納言がとぼけた味わいをかもしだす『きえた権大納言』には、百鬼夜行のシーンがある。こわい話が好きな小学生には、とっつきやすいかもしれない。

 ほりかわりまこさんによる再話の今昔物語絵本は他に2冊あるが、今回は図書館で借りられた『権大納言とおどるきのこ』を併せて持参し、置いてきた。『権大納言とおどるきのこ』を今日のうちに読んでくれた子が、声をあげてケタケタ笑っていたとの情報を得た。
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2013年03月01日

6年生に読み聞かせ『綱渡りの男』

2013年2月28日 6年生の教室で

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『綱渡りの男』
モーディカイ・ガーステイン作、川本三郎訳
小峰書店(2005)


 昨日は、6年生が小学校の教室でボランティアによる読み聞かせを聞く最後の日でした。最後の読み聞かせを卒業祝と捉えると、選書にも力が入ります。毎年6年生最後の回には「その学年に贈るのにふさわしいものを」と考えて本を選び、いつもより少し緊張して読み始めます。

 今年の6年生に選んだ本は、大道芸人、フィリップ・プティを描いた『綱渡りの男』です。プティが1974年8月7日、世界貿易センターのツインタワーの間で綱渡りをした本当の話を、当時ニューヨークで実際に彼の大道芸を見聞きしていたガーステインさんが絵本にしたものです。

 2001年の9月11日にこの絵本の舞台となったツインタワーがなぜ倒壊したのか、という話をすると「世界同時多発テロ?」と口にする子どももいました。最後のページには、今はもう存在しない建築物、そして彼の空中で遊んだ1時間のことが郷愁とともに語られています。

 ただ、今現在「子ども」である聞き手にとっては、プティという人そのものに目を向けてくれていたらいいな、と思います。自分に自信があるからこそ、そして自分自身に責任を持てるからこそ自由に遊べること、その自信がどこからわいてくるのか自分を信じる気持ちはどうしたら生まれるのか、そんなことを6年生が感じてくれていたら、昨日の読み聞かせは大成功と言えるかもしれません。

 はじめは別の本を候補にしていました。でも読みに行く前日に小学校の発表会で見た6年生の演技が、私の考えを変えました。3分間迫力たっぷりに魅せてくれた「ボディーパーカッション」、その次には学年みんなが自信を持って体をいっぱい広げて踊ったダンス。そこには、私がプティに感じたものと同じものがある気がしたのです。読む可能性がある本として、『綱渡りの男』も図書館で借りていて幸いでした。
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2012年03月02日

6年生に読み聞かせ『月へ』

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   昨日は冬休みから3学期のはじめにかけて「将来の夢」という作文を書いていた6年生の教室に行ってきました。選んだ本は、「こんなお仕事もあるよ!」と紹介したくて月へ アポロ11号のはるかなる旅(ブライアン・フロッカ:作・絵、偕成社刊)

 フロッカさんの温かみのあるメカイラストも魅力ですが、宇宙の中に浮かぶ月や地球の絵がなんとも言えず美しくて、自分も宇宙の旅をしている気分にさせてくれます。そして、ロケット発射までの緊張感、宇宙での生活など、ちょっとした知識も与えてくれるなんともぜいたくな絵本なんです。
 

 「もっと知りたい」と思う子どももいるかと思い、
なおこ、宇宙飛行士になる』(山崎直子:作、角川つばさ文庫)と『夢をつなぐ―山崎直子の四〇八八日』(山崎直子:作、角川書店)2冊を併せて紹介し、教室に置いてきました。

posted by ブリッジ at 10:05| Comment(0) | 6年生読み聞かせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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