2013年01月31日

4年生にお話「王子さまの耳はロバの耳」


『こども 世界の民話 下』(実業之日本社)より


「王子さまの耳はロバの耳」 


 今朝、読み聞かせの時間を担当したクラスは
4年生。明るくて楽しい、子どもらしい子どもが多い印象の学年です。ちょっとユーモラスで不思議なポルトガルの昔話を語ってきました。


 床屋が穴の中に秘密を叫んだ後に生えてきたアシから作られた笛が、「王子さまの耳はロバの耳」と鳴る(言う?)ところが
3回。そこは自作の簡単なメロディーを歌います。聞いているみんなは歌に気を取られることなく、ひたすらお話に聞き入っていました。学年によっては、同じ4年生でも「歌」が聞こえることに過剰に反応する子たちもいるので、今回は私の作ったメロディーが話の流れにうまく乗ってくれたようです。


 いつもなら、始める前には聞く態勢にもっていくのですが、今朝のクラスはなかなかうまくいかなかったので、「なんとかなるか」と思いきって語り始めてしまいました。「こども」とか「妖精」とか
4年生として何か気になる単語が聞こえると自然に耳が向いてきたのか、王様が「しゃべると命はないものと思え」と床屋を脅すところでは、「ひゃあーっ」と怖がる子どもがいるくらい、クラス全体が集中して聞いていました。


 今年度初めて担当するクラス、しかもどうなることかと少し不安な出だしでしたが、終わってみるとあまり味わったことがないくらいの聞き手と語り手との一体感に、「おはなしってすごいな」とあらためて思います。


『かがくのとも傑作集 しもばしら』(野坂勇作・さく、福音館書店)


 予想していたわけではなく、なんとなく冬なのでこれも持っていこうと決めていました。


 結果は、バッチリです!!今朝は霜柱ができるくらい寒く、子ども達に聞いてみたところ運動場を歩く際に「シャリシャリ」音がしたそうです。実体験と本とが結びつく絶好の日でした。


 読み聞かせの時間が今年度は
10分になったため、読むのはあきらめて紹介だけしてクラスに置いてきました。

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2012年12月07日

5年生にお話「星の銀貨」読み聞かせ『サンタクロースってほんとにいるの?』

12月6日

5年生の教室で

 

 12月の最初の週、5年生の教室にお話と絵本を持って行きました。

 まずは、「星の銀貨」というグリム兄弟が編んだ昔話の中のひとつ。信心深く、慈悲深い少女に起きる奇跡の話です。お話を聞いている顔を見ていると、子どもたちはふしぎなこと(奇跡)に驚きつつも温かい気持ちになったようです。

 すばなしの次は、19世紀にアメリカで発行された新聞の社説を絵本にしたものを朗読。8才の子どもの「サンタクロースっているんでしょうか?」との質問に答える新聞記者さんのお返事に、聞いてくれる子どもたちは人の心の温かさ、そして見えないものを信じることのすばらしさをなんとなく、感じてくれた様子。ただ筋のある物語ではないため、「聞く」ことに少し疲れも見えました。それでも、動かず、騒がず、我慢してくれたのは、はじめの「星の銀貨」のおかげだと思います。ふしぎなことに心動かされたからこそだと。

 そして、前のふたつを踏まえて読んだ日本の親子が入浴中に問答を繰り返す絵本。絵本の中での子どもの鋭い質問への父親の愛情あふれる受け答えに、教室の子どもたちはにこやかに反応していました。身近な状況での親子の対話に、親近感をおぼえ、かつ直前に読んだ本のメッセージが頭をよぎっていたのかもしれません。

 サンタクロースを信じていた子どもも、まだ信じている子どもも、見えないものを信じる気持ちをいつまでも大事にしてほしいものです。友情、信頼、愛、幸福、みんな目には見えないけれど、それなしでは生きていけませんものね。


『グリムの昔話B』(こぐま社刊)より「星の銀貨」
http://honto.jp/netstore/pd-book_00766855.html

『サンタクロースっているんでしょうか?』フランシス・P・チャーチ文、偕成社刊http://honto.jp/netstore/pd-book_00426972.html

『サンタクロースってほんとにいるの?』てるおかいつこ文、福音館書店刊http://honto.jp/netstore/pd-book_25266492.html


読んだ本のほかに、こんな本も教室に置いてきました。

サンタクロースはどんな風にサンタクロースになったのか、レイノさんの考えた物語。

『クリスマス物語』マルコ・レイノ著、講談社刊http://honto.jp/netstore/pd-book_03341788.html

クリスマスの起源と、昔の、そして世界各国のクリスマスの風習などを教えてくれる絵本。
『クリスマス』バーバラ・クーニー作、長崎出版刊

http://honto.jp/netstore/pd-book_02938762.html

posted by ブリッジ at 02:33| Comment(0) | ストーリーテリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月01日

5年生にお話「ぬか福と米福」


 今日は5年生に新潟に伝わる昔話「ぬか福と米福」を話しました。話の途中からクラスの一部が、「あれ?なんか知ってるような・・・」という雰囲気に。そして話が終わってから、似た話が世界中にあることを伝え、一番はじめは中国で9世紀に書かれた書物の中にあるらしいと言うと、ある男の子から「その話は持ってきてないの?」とツッコミが入ってしまいました。「どこかの学者のお家に写しがあるかもしれないね」と返して、以下に並べた本を教室でも紹介しました。


 みなさんは、すべて何のお話かおわかりですね?そのものズバリの絵本もありますし。

『愛蔵版 おはなしのろうそく7 雨のち晴』東京子ども図書館刊
http://honto.jp/netstore/pd-book_02599541.html


『子どもに語るグリムの昔話4』こぐま社刊
http://honto.jp/netstore/pd-book_00842380.html


『みにくいむすめ』レイフ・マーティン作、岩崎書店刊
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000019815603&Action_id=121&Sza_id=F3


『シンデレラ』ペロー原作、三起商行(
MIKIHOUSE
http://honto.jp/netstore/pd-book_00582190.html

posted by ブリッジ at 09:40| Comment(0) | ストーリーテリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする