2014年10月29日

おはなし会と実践講座で「四人のなまけ者」



・2014年8月17日 図書館のおはなしの部屋で

 8月に図書館で行われたお話ボランティアグループ主催のおはなし会で、「四人のなまけもの」を語りました。台風の影響で、予定していた日から1週間後に延期されての開催です。図書館のお知らせには1週間前の日付でしか案内されていないためか、その日はあいにく小学校低学年くらいの子どもは児童室にいませんでした。そこで、幼児と保護者の方たち数組に声をかけて、おはなしの部屋へお誘いしました。

 おはなしは全部で三つ、最後に絵本です。プログラムの二番目に、私の語りが入ります。小学校以外のところでお話をするのは初めての経験です。

 中国の西の方に伝わるおもしろい昔話なんですが、絵も映像も無いお話を聞くことに慣れていないためか、就学前の幼児さんではいまひとつ話のおもしろさが伝わらないようでした。
でも一緒に聞いてくださっていたお母さんとおばあさんが大いに笑ってくださったのが救いでした。慣れるとそうでもないのでしょうが、お話を頭の中で絵にしながら聞くことは、かなり訓練のいることのようです。

・2014年9月6日 図書館の視聴覚室で

まめっちょ勉強会.jpg

 私がお手伝いしているお話ボランティアグループの主催で、6月・7月・9月と連続講座が図書館で開かれました。最終回は「読んでみよう!語ってみよう!実践講座」です。お話あり、絵本の読み聞かせあり、パネルシアターありとバラエティに富んだ内容でした。
発表した方たちは学校や老人施設でボランティア活動をしている方たちがほとんどですが、アドバイスをいただいた図書館の司書さんからもお楽しみとして藤田浩子さんの『おはなしおばさんの小道具』(一声社)の中から大きなはしごが出てくる新聞をつかったお話もあり、大人たちでも存分に楽しい集まりでした。

 この実践講座でも、「四人のなまけ者」を語って皆さんに聞いていただきました。大人の前で語るのは子どもに語るのとは違って勇気のいるものですが、やってみて良かったと思います。反応を見ながら語るのは大人も子どもも同じだと実感できたからです。お話は、ライヴですから。




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2014年06月23日

中1にお話「雨のち晴」

雨のち晴 (愛蔵版おはなしのろうそく (7))
2014年6月10日・17日
中学校の多目的室にて

出典『愛蔵版おはなしのろうそく7 雨のち晴』
ミリアム・クラーク・ポター 作
松岡享子 訳 
東京子ども図書館(2005)

 お話を語ってもらうのは、大人でも楽しいものです。でも「朝の10分読書」の時間はあるものの、小学校の時のようには読み聞かせの時間がない中学生たち。そこで、年に2回、1年生を対象に実施しているブックトークの時間には、なるべくお話を取り入れるようにしています。

 今月実施したブックトークでは「雨のち晴」を取り上げ、お話を聞いてブックトークのテーマをあててもらうようにしました。ですが、純粋にお話を楽しんでほしいので、クイズっぽい仕掛けをしたのは語った後です。「今聞いてもらったお話の中にヒントがありました」と言うと、頭をフル回転させて次に紹介される本にも集中してもらえます。

 この学年には小学1年生から3年生までは図書館の司書さんが、4年生の頃からは私が、たびたびお話をしてきたからでしょうか期待の目で待ち構えていてくれる子も多く、大変うれしく思いました。声をあげては笑わないもののニヤニヤして聞いてくれる子、ガチョウおくさんの言動に目を丸くする子、70人ほどが一体になった楽しい時間でした(人数が多いのは、2クラス合同で行ったため)。

 お話を存分に楽しんでくれる中1に、3学期はどんなお話をえらびましょうか?心が浮き立つ悩みです。

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2014年03月13日

6年生に再びお話「山の上の火」

2014年3月13日
6年生の教室で

山の上の火―エチオピアのたのしいお話 (岩波おはなしの本 (4))

『山の上の火』
クーランダー、レスロー再話
岩波書店(1963)

 アメリカ人のクーランダーとポーランド出身のユダヤ人でエチオピア語の専門家レスローによって再話されたエチオピア民話の本です。エチオピアで集められたいろんなお話が編まれていますが、最も有名なのは本のタイトルにもなっている「山の上の火」でしょう。

 この「山の上の火」というお話は、人を信じて、勇気をもってチャレンジする若者が登場します。そして彼が不正にあっても、知恵で相手を負かすことのできる聡い人の助けを得ます。自分を信じてくれる人を信じ、また知恵を持つ人に助けられ、そんな彼の姿は「人間は1人では生きていけない」ということも示しているようです。「きみたちの周りには大勢の応援団(味方)がいるよ」という気持ちを持って、これまで度々卒業をひかえた6年生に語ってきました。

 今までボランティアとしてお話をしたり絵本を読んだりしてきた小学校での活動も、今日の語りで一くぎりです。末の子どもがこの春、小学校を卒業します。これからも絵本の読み聞かせやお話を語ることは続けていきたいと思っていますが、そのステージは変わるかもしれません。

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