2013年10月21日

代田知子さん講演会


読み聞かせわくわくハンドブック―家庭から学校まで


『読み聞かせわくわくハンドブック*家庭から学校まで*』

 

代田知子・著、一声社(2001) 

 

 1020日、半年前から決定していた代田知子さんの講演会が行われ、そのご著書に感銘を受けていた私は、いそいそと出かけていきました。もちろん、半年前から参加の申し込みをしていました!


 初めてお会いした代田さんはとってもパワフルで、その話しぶりや笑顔から、子どもと本を結ぶさまざまな活動の中心にいる方というのがよくわかります。実際に子どもと本を結ぶ活動をされている方々は、代田さんをとても頼っていらっしゃって、「代田さんが定年を迎えた時に司書のいない図書館では困る」ということを実に巧みに町議会議員さん達に訴えたそうです。その結果町立図書館に司書が増えたとお聞きしました。


 講演会では、ブックスタートの時期から小学校高学年くらいまでの子どもが本と仲良くなるための道筋や、読み聞かせの最良の方法(選書からふり返りまで)をわかりやすく、実演を交えながらお話ししていただきました。


 プログラムの立て方のお話の中では、ウィルバーの『番ねずみのヤカちゃん』(福音館書店)を語ってくださったんですよ!知っているお話でも、語ってもらえると本当に楽しく、心が温まります。次は私が子ども達に、という気持ちもわいてくるというものです。


 代田さんは、毎年小学校の2年生にこのお話を語っているそうです。つまり、代田さんがお勤めの図書館がある町では、どの子も「ヤカちゃん」を知っていることになります。語ってもらったり、読んでもらったりした本は、自分でも読みたくなるもの。下記のベストリーダーの結果が、それを物語っています。


201212月〜20135月までの
ベストリーダー(貸出し利用の多い資料)

 図書ジャンル「子供の本」 

 代田さんのお話を聞いて、本の楽しさを子どもに伝える窓口としての自分の責任を再確認するとともに、もっといろんな読み聞かせを楽しんでいきたいとわくわくしてきました。代田さんのご著書をまだお読みになっていない方には、ぜひともご一読をおすすめします。あなたにも、この「わくわく」が、届きますように♪

 


posted by ブリッジ at 09:35| Comment(0) | 講演会・勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月03日

僭越ながら「読み聞かせ講習会」

 夏休みに入る前、ボランティアに行っている先の中学校の先生から「読み聞かせの講習会をお願いできないか」と依頼を受けました。普段、学校で授業をされている方々に話をするなんておこがましいことだと感じます。ですが読み聞かせについては私もまる8年の経験があります。自分が普段読み聞かせをするなかで大事に思っていることをお伝えすればいいのかしら、とあまり気負わずにお引き受けすることにしました。

 以下に紹介しているのが当日配布したレジュメです。これをもとに、「読み聞かせ」というが聞かせるのではなく、本を好きな大人が「これ、おもしろいよ」と紹介する気持ちで本を読むこと。授業の素材として読む時も、「読み」を統一したり押しつけたりしないほうがいいのではないか、ということ。読んでもらった生徒が嫌な気持ちにならないよう、作品によっては読後の配慮が必要なこと。クラス全員を満足させるのは無理でも、選んだ本の中に感情の共有ができる箇所があれば成功ではないかということ。一人で読むのも楽しいが、クラスみんなで読むことの楽しさをぜひ味わってほしい、などとお話ししました。

 レジュメのほかに学校の先生におすすめしたい絵本や、読み聞かせについての本の紹介をつけました(絵本31冊と一般書6冊)。今日は読み聞かせに関する本6冊をブログでもご紹介します。

はじめましょう、読み聞かせ

平成2582日

(□□中学校にて)

学校図書館ボランティア ○○

「読み聞かせ」という言葉


絵本について


準備しましょう


      選書する 

     
          ↑ 下読みする 

          声に出して読んでみる 

             (当日)態勢をつくる  
              できるだけクラス全員が

                                          見えるように

選書について

     ・対象学年は?

   ・目的は? お楽しみ(fun) ≠ 授業(素材として)

   ・選んだ本が好きですか?


情報収集

              ・周りに読み聞かせをしている人はいますか?

   ・図書館につながりをつくる

   ・信頼できるブックリストを持つ

   ・研修を利用する

   ・とにかく始めてみる     

                 はじめから成功はしないものの

      トライする価値はあります!


最後に



読み聞かせについて参考になる本6冊
@『えほんのせかい こどものせかい』     
 松岡享子 著   日本エディタースクール出版部(1987)
 東京子ども図書館理事長の松岡さんは図書館員として、作家として、文庫のおばさんとして,長らく子どもと本に関わってきた方。アメリカでも図書館員として働いたことがあり、その豊富な経験から多くを教えられる。
 
A『図書館ブックレット8 読み聞かせ〜読み聞かせは、耳からの読書です〜』  
蔵元和子ほか 著、 熱海則夫 監修    図書館流通センター(2003)
 学校で初めて読み聞かせをする先生に向けて書かれたもの。読み聞かせがもたらす子どもへの影響や、失敗の原因、Q&Aコーナーなど薄いブックレットでも内容は盛りだくさん。失敗しないおすすめ本(絵本だけでなく読み物も)の紹介あり。
 
B『かならず成功する読みきかせの本』      
赤木かん子 著   自由国民社(2008)
 「本の探偵」としてデビューした赤木かん子さんは、現在「児童文学評論家」という肩書きでお仕事をしています。Q&Aコーナーでは、歯に衣着せぬ物言いでかん子さんがアドバイスしてくれる。コラムもかん子さんならではの視点で、目からうろこ。
 
C『小学生への読みがたり・読みきかせ 中・高学年編』   
この本だいすきの会 編   高文研(2004)
  「いつでも、どこでも、だれでも読みがたり」が合言葉の「この本だいすきの会」会員の実践をとりあげる。厳しい現場の中で時間と場所を作り頑張っている様子を、ブックリストと共に紹介している。
 
D『朝の連続小説・毎日の読みがたり』    
杉山亮 編著   仮説社(2003)
 作家の杉山さんによる、教室で毎日1章ずつ語る「朝の連続小説」のすすめ。朝読の時間に先生が本を読んであげることで、共通の話題ができる、集中力がつくなど、いいことがたくさん。絵だけでなく、耳から聞くことも楽しませたい先生におすすめ。
 
E『本を読んで甲子園へ行こう!』   
村上淳子 著   ポプラ社(2000)
 小学校の元校長に、高校から読み聞かせの依頼が!高校生に「読み聞かせ」? 誰もが意外に思う実践で、ノーシードの野球部がついに県大会の決勝へ!

posted by ブリッジ at 13:50| Comment(0) | 講演会・勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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