2014年03月20日

ありがとう、さようなら N小学校

 うちの高校生から始まって末っ子まで、11年間お世話になったN小学校の卒業式が昨日行われました。11年は長いような短いような、今は不思議な感覚です。

 学校が募集していた「学校図書館ボランティア」に応募して丸9。今日、最後の作業を終えてきました。今日はページの落丁の修理、その他簡単な修理を依頼するメモの本への挟み込み、ディスプレイ棚の絵本の入れ替えなど。

 実は一昨日も、OBとして残る予定の仲間に手伝ってもらい、5時間近く諸々の作業をこなしました。お昼ご飯も食べずにずっと付き合ってくれた彼女に感謝しています。

 N小学校でボランティアとして活動する中で、さまざまな気づきを得ることができました。そんな気づきを与えてくれたN小学校に今は感謝しています。

 学校図書館に専任の司書さんがいれば、日々いろいろ作業み、授業でも図書室が有効につかわれるのでしょうが、週に1度、しかも1~2時間しか集まらない保護者中心のボランティアではほとんど何もできません。かろうじて週に1度読み聞かせをすることと、新規購入図書の受け入れ作業学期末に大掃除を実行するぐらいです

 図書の整理も気がつく人がいなければできません。傷んだ本の修理にも、なかなか手が回りません。毎年、先生が発注した本がやってきてからは、代表を務める仲間が皆にやってもらう仕事の前段階の作業をひそかに行っています。やはり、大勢で同時に作業すると失敗が多くなるので・・・。

 司書教諭の立場にある先生も図書主任の先生も作業の指示はしてくださらないので、ほとんどすべての作業の割り振りは、ボランティア自ら行うことになります。作業の内容などは司書の資格もない素人が引き継いできました。

 自分達で気がついたことがあればお伺いをたて、承認をいただき、実行することになります。

図書館になじみのあるメンバーが中心になり、かつ元小学校教諭や元幼稚園教諭が仲間にいたので、児童がつかいやすい学校図書館を目指して努力してきました。


これまでにN小学校でボランティア発信で実現したことは以下の通り。


 

・図書資料をNDC順に並べ変える



・別置資料の場所を児童の動線を生かし考え直す



・学習に必要な「郷土資料」をきちんと登録して並べる



・絵本をタイトルの五十音順に並べる



・読み物を著者の五十音順に並べる



・絵本と読み物の区別ができるよう見出しをカタカナとひらがなにし、さらに台紙の色を変える



9類と7類、そして民話の絵本をまとめて並べ、共通のシールで「絵本」だと認識できるようにする



・大きめのサイズが多い絵本の棚から「ちいさい絵本」を抜き出し「ちいさいえほん」コーナーをつくる


・児童が自分で本を戻せるように3類と4類の棚にNDCと項目名を書棚の枠ごとに貼り付ける

・ノンフィクションを内容で分け、それぞれ内容を見出しにして並べる


・館内の案内図を作成して各クラスに任されているオリエンテーションで生かしてもらう


・夏休み前に先生とボランティアからのオススメ本を冊子にして全校に配布する


・新しく購入する本へのボランティアからのリクエストを受け付けてもらう


 こうしてがんばってきたものの、やはり何かがおかしいと思います。どうしてこんなにたくさんの作業がボランティア発信なのでしょうか?

 ボランティアはあくまでも「お手伝い」をする立場でなければいけないはずです。何しろ作業の場が学校教育の現場です。そこには学校の方針があり、その方針に沿った学校図書館運営計画があるはずです。学校図書館運営計画の一部に、保護者中心のボランティアの活躍する場が設けられるべきだと私は考えますし、有識者の会議の報告でもそのことが明記されていました。(下記資料の中の巻末参考資料4ページ目)


 

参考資料:子どもの読書サポーターズ会議報告


     「これからの学校図書館の活用の在り方等について(報告)


 

「子どもの読書サポーターズ会議」とは?文科省の説明↓

「子どもの読書サポーターズ会議」とは、各界でご活躍の作家、学者、学校関係者、公立図書館や民間団体関係者などから構成され、自由な意見交換により、読書活動をいっそう進めていくための方策、学校図書館がより効果的に活用されるためのアイデア等を検討し、提案・実践していく進行型の協議会です。


この会議は平成
197月から平成2010月まで10回にわたって開催されました。図書館のポスターで名前はご存知の方も多いと思います。上にご紹介した「報告」は会議のまとめとして平成213月に発表されたものです。資料の最終ページに関わった方々のお名前が記されています。

 学校図書館のあり方について、可能性について、もっともっといろんな人と話してみたいと思います。それが、小学校のボランティアをする中で学校図書館の「チカラ」に気がついた私のミッションだと感じるからです。ミッションだなんて、大げさかもしれませんが保守的な地方都市ではそれぐらいの覚悟が必要です。

 中学校ではあくまでも保護者としてボランティア活動を続けますが、私のまわりに同じような考えを持つ人を増やす活動も並行してすすめていくつもりです。
 読者の皆さま、応援よろしくお願いいたします。





posted by ブリッジ at 13:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月02日

年頭に思うこと

 2014年が始まりました。
 こんにちは、ブリッジです。いつも拙いブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 ブログを開設して満2年、いろいろな変化がありました。「学校図書館を考える会」を創設したり、大きな団体の勉強会に寄せてもらったり。学校図書館に関わる知り合いも増え、心強く感じるようにもなりました。

 私たち学校図書館ボランティアがやるべきことについて、受け入れ側の学校はほとんど何の指示もしてくれないことは「はじめまして」と題した記事に書きました。学校現場を見ると、学校図書館担当者だけが変わっていき、状況は何も変わらないどころか悪くなる場合もあります。

 学校というのは、学校の教職員が運営する場所です。21世紀になってからは、手が足らない現実を前に保護者が、そして地域の人間がボランティアとしてお手伝いをすることが全国の多くの学校で見られるようになりました。

 しかし、学校図書館という場は専門的な知識が必要なところであり、生半可な気持ちのボランティアが続くところではありません。だからこそ真剣に子どものこと、図書館のことを勉強してボランティアに生かそうとする人たちが出てきたわけです。ところが知識のあるなし、図書館に対する思い、これらがボランティアと学校の教職員の間で逆転する場合もあります。

 そんな現実を前に、やはり学校の中の図書館には専門職が必要だと改めて思う2014年の年頭です。私は一保護者としてボランティアに関わってきましたが、末っ子も小学6年生で卒業が目前です。今後について、考えるべき時だと感じています。
posted by ブリッジ at 14:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月29日

2学期スタート

 今日からこのあたりの小学校、中学校は2学期がはじまりました。今日はさっそく小学校の掲示板を「夏休み」から「2学期」へと変えてきました。写真は後日アップします。掲示したポップは以下のとおり。

『おばあちゃん すごい』

文:中川ひろたか、絵:村上康成、刊:童心社http://honto.jp/netstore/pd-book_02188119.html

『忘れても好きだよ おばあちゃん!』
作:D.H.ミュラー、絵:F.バルハウス、刊:あかね書房http://honto.jp/netstore/pd-book_02723552.html

『だいじょうぶ だいじょうぶ』
作・絵:いとうひろし、刊:講談社http://honto.jp/netstore/pd-book_01218121.html

『まんまる月夜の竹生島』(滋賀の伝説シリーズ2)
文:今関信子ほか、刊:京都新聞社


『月をみよう』(科学のアルバム新装版)
文:藤井旭、刊:あかね書房http://honto.jp/netstore/pd-book_02533302.html

『月はどうしてできたか』(グリム童話)
文:ジェームズ・リーブズ、絵:エドワード・アーディゾーニ、刊:評論社http://honto.jp/netstore/pd-book_00142787.html

『むしたちのうんどうかい』
文:得田之久、絵:久住卓也、刊:童心社http://honto.jp/netstore/pd-book_02076139.html

『よーいどんけつ いっとうしょう』
作・絵:梅田俊作・佳子、刊:岩崎書店http://honto.jp/netstore/pd-book_00357258.html

posted by ブリッジ at 13:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする